当院では、2005年より静的ガイデッド手術を年間で約200症例に応用しています。
最近では、さらに安全で患者の負担が少ない動的ガイデッド手術(ダイナミック3Dナビゲーションシステム)も症例により応用しています。
動的ガイデッド手術(ダイナミック3Dナビゲーションシステム:X-GUIDE)はCT撮影後、インプラント手術プランニングソフトウェア上にて確実な診断・分析・手術計画を行い、シミュレーションしたデータにてナビゲーションを用いてインプラント(人工歯根)を最適な位置に埋入する方法です。
ナビゲーション手術時自体は、20年以上前より脳神経外科などの医療分野で広く使用されているシステムです。
口腔内に装着したトラッカーにブルーライトを照射し、2台のカメラで骨内のインプラント位置をが画像で確認できるため、安全で精度の高いインプラント手術が可能となります。
ナビゲーション手術の動画を当院公式インスタグラムにて公開中
クリップを歯に装着してCT撮影します。
当院のCTは放射線量が少なく、体に優しいフィンランド製のコンビームCTを使用しています。
シミュレーション用ソフトウェア上にて確実な診断・分析・インプラント手術計画を行います。
術前に、十分な時間をかけて手術計画を行うことで、安全で確実なインプラント手術が可能となります。
シミュレーションしたデータと術中ナビゲーションにより、インプラント(人工歯根)を最適な位置に埋入できます。
あご骨内でのドリルやインプラントが、リアルタイムに画像として確認できるため、安全で理想的な位置へのインプラント手術が可能となります。
理想的なインプラント位置は、安全で審美的に良好なだけではなく、上部構造の形態も理想的となるため、歯ブラシなどケアが行いやすく、長期にわたり良好なインプラント治療となり得るのです。